西武の裏金問題の発覚を受け、日本プロ野球組織(NPB)は21日、東京都内で西武を除く11球団で代表者会議を開き、大学、社会人選手が自由に球団を選択できる「希望入団枠」を来年から撤廃することで合意した。今秋ドラフトに関しては大半の球団が希望枠撤廃を主張したが、巨人などがFA取得年数の短縮を含めて慎重に検討すべきと譲らず、暫定的に現行制度で実施されることが確実になった。
 注目された希望枠の撤廃問題は約7時間半に及んだ議論の末に、「来年から撤廃」という中途半端な形で落ち着いた。大半の球団は無条件で今季から撤廃すべきと主張も、巨人がFA権取得年数の短縮を含めた制度改革の視点で検討するべきだと譲らず。阪神・野崎取締役が「すっきり結論が出なかったのは残念」と表情を曇らせたように、議論は何とも消化不良な結末に終わった。
 アマ側からも強く要望された希望枠撤廃には全球団が同意したが、撤廃の「条件」をめぐって意見が対立した。巨人・清武代表は「希望枠に固執しているわけじゃないが、どこかで自由を認めないと海外流出が続く」とFA短縮を連動させることを強く主張。最終的にこの問題を含めて、来年3月までにドラフト制度を決めることで合意したが、時間的な問題もあり、今秋は希望枠を残した現行制度の暫定実施が確実な状況だ。
 具体的なドラフト制度でも各球団の意見は割れた。完全ウエーバー制のほかに、阪神は1巡目のみ抽選で2巡目以降はウエーバーとする方式を提案。ソフトバンクはすべてを抽選とする案を示した。また巨人は高校生は下位から、大学・社会人が上位から指名するクロスウエーバー制を支持するなど、議論百出の感がある。
 またFA権取得年数も高校生を6年、大学・社会人を5年とする巨人案に対して、楽天、オリックスなどは短縮そのものに反対。希望枠撤廃では全球団一致も、個別の問題では各球団のスタンスに大きな差異がある。
 希望枠についてはロッテ・瀬戸山代表が「うちを含めて返上するところがあると思う」と話したように、自主的に使用を控える球団が出る可能性もあるが、全面撤廃できない球界に、世間からさらに厳しい視線が注がれることだけは間違いない。


結論としては…何とも情けないですね(-_-;)
約7時間も、会議したらしいですが…希望枠の撤廃は、今季ではなく来年からと注釈がついたのですからね。代表者会議レベルでは決断出来ないんでしょうね(←皮肉を込めてですがw)

今朝のスポーツ紙の報道を拝見すると一部の球団(某・元球界の盟主)が悪者扱いになっていましたが…個人的には、この某球団の強引さは否めませんが、希望枠の今季からの全面撤廃という大前提を覆したという点では全球団が同罪だと思います。やはり、希望枠を撤廃して選手の自由を奪う訳ですから、FAの短縮は避けて通れないでしょう。パ・リーグの低迷球団等が、FAの短縮は反対みたいですが…完全ウエーバーとFA短縮は切り離せないだけに、何とか互いの妥協点を纏めて欲しかったですよ。この点を挙げて合意がなされなかった要因として一部の球団を悪者にする姿勢やこの一部球団を含む世間の空気を読めていない結論には心底失望ですね(-_-;)