2010年ワールドカップ・アジア地区最終予選の組み合わせ抽選会が27日、マレーシア・クアラルンプールのAFC(アジアサッカー連盟)ハウスで行われ、グループAに入った日本は、オーストラリア、バーレーン、ウズベキスタン、カタールと対戦することが決まった。また、グループBには韓国、イラン、サウジアラビア、北朝鮮、UAE(アラブ首長国連邦)が所属した。

 組み合わせ抽選の結果を受けて、日本サッカー協会の川淵三郎会長、岡田武史日本代表監督がプレスリリースを通じてコメントを発表した。
 以下は川淵会長、岡田監督のコメント。

■川淵会長のコメント
「ウズベキスタンがどのくらいの実力かわからないので、オーストラリアとともに要注意のチームに挙げられるだろう。バーレーンとはこの最終予選でも同グループだが、3月のアウェイ戦の二の舞にならないようチームも考えるだろうし、3次予選で2試合経験しているので、そういう意味では良かった。オーストラリアは強敵だが、3次予選の結果からみると最強とも言い切れない。全て楽に勝てる相手は1チームもないが、かといって全て勝てないというわけでもない。率直に言って、BグループよりはAの方でよかった。勝ち残れると確信している。是非、最終予選を突破してほしい」

■岡田監督のコメント
「チーム力から考えて、決して悪いグループではない。また移動や環境などのサッカー以外の面を考えてもそんなに悪くはないのではないか。このチームは3次予選でもすでに厳しい試合を経験しているが、ワールドカップ予選に簡単な試合はひとつもない。バーレーンについては、3次予選でも対戦したし、オーストラリアについても情報を持っている。またウズベキスタンやカタールについても映像を見て、ある程度のことはわかっている。初戦はまたバーレーンとアウェイで当たるわけだが、前回(3月の対戦)と同じ間違いを2度起こさないようにしたい。我々には、この予選を勝ち抜いてワールドカップ本大会に出場する力が十分にあると信じている」


組み合わせを率直に考えた場合なら恵まれたと考えられるでしょう。日本は、中東のサウジアラビア、イランなど5チームすべてがW杯出場を経験しているB組から外れ、A組でW杯を経験したのはオーストラリアと日本だけですからね。しかし、最終予選で楽な試合は絶対にありません。まして、3次予選での戦いを見る限りではかなり不安があります。

最初の関門は初戦で対戦するバーレーン。日本は3次予選のアウェーで0−1で敗れ、ホームで内田のヘディングが幸運な得点になって1−0で辛勝した。前回ドイツ大会の最終予選でも同じ組となり、2試合とも1−0と苦しめられるなど、実力は接近している。敗れたアウェーでは、ロングボールで攻められ、酷暑で最後は選手の動きが鈍くなった。最終予選が行われる9月も厳しい暑さが予想され、同じ過ちを繰り返さないためにも、先制点を奪いたいところだ。

 終盤の来年6月は12日間のうちに3戦をこなす。最終戦は第1シードのオーストラリアとアウェーで戦い、日程的には厳しい組み合わせとなる。日本は序盤から確実に勝ち点を重ね、最終戦までにW杯出場を決めたい。

一方、序盤の3試合はほぼ1カ月間隔で行われ、準備期間が保てるのが好材料だ。

3次予選と異なり、最終予選は各国の攻撃力も上がる。センターバックの中沢(横浜マ)と闘莉王(浦和)の高さはアジアで十分通用するが、スピードに不安が残る。岡田監督が徹底する前線からボールを奪いに行く守備を徹底し、最終守備ラインの負担を少しでも軽減したい。日本は決定力不足などの課題を抱え、アジアの実力差は縮まっている。南アフリカ大会への切符を手にするにはチームの底上げが必要だ。

◆オーストラリア FIFAランクはアジア最上位の35位。W杯に1974、2006年大会に出場し、06年はベスト16入り。日本にとっては同大会の1次リーグ初戦で1−3と逆転負けを喫した因縁の相手。日本は豪州と5勝5分け6敗。ピム監督は韓国代表を率いたほか、Jリーグの大宮、京都の監督経験も。主力はMFキューウェルら。

 ◆バーレーン 日本と1勝1敗で互角の成績を残した3次予選に続き、最終予選でも同組に。チェコ人のマチャラ監督が指揮を執る。前回は大陸間プレーオフでW杯初出場を逃した。通算成績は日本の5勝1敗。

 ◆ウズベキスタン 3次予選は5勝1敗の勝ち点15でサウジアラビアに続いて4組2位。ディナモ・キエフのFWシャツキフを中心とした攻撃陣は、3次予選6試合で参加20チーム中最多の15得点。旧ソ連から独立して初参加となった1994年の広島アジア大会で優勝。昨年のアジア杯は準々決勝でサウジアラビアに1−2で敗れた。日本には1分け4敗で未勝利。

 ◆カタール 3次予選はアジア杯王者イラクとの直接対決を制し、1組2位に。ウルグアイ生まれのFWセバスティアンを中心に攻撃は鋭いものがある。日本とは昨夏のアジア杯1次リーグで1−1と引き分けた。日本はカタール戦に勝ったことがなく通算3分け2敗。

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