JRAは12日、通常日曜日に行う次週の特別競走登録の延期を発表した。今週末に予定していた重賞競走などを次週開催に移設する方向で検討しているのが延期の理由で、21日(月)の祝日を含めた3日間開催の案も挙がっている模様。また東日本大震災の被害が大きかった福島競馬場は、予定されている4月9日からの開催は難しくなった。

今週末の中央競馬は開催される方向で話が進んでいる。JRAは中止となった12、13日の重賞レースなどを、次週に移設する方向で番組変更の検討を行っているとして、今週末の開催実施へ向けて努力していることを明かした。19、20日の番組には、皐月賞トライアルのスプリングS、若葉Sのほか、阪神大賞典などが組まれているが、中止となったレースには桜花賞トライアルのフィリーズレビュー、アネモネSも含まれている。番組変更は14日に発表され、15日に特別登録を行う予定。中止となった重要レースを移設して番組を再編、19〜21日の3日間で開催する方向で各方面と調整していく模様だ。開催地のひとつである中山競馬場は芝、ダート、障害コース全ての馬場で異常は認められていないが、一部浸水、ガラス扉にヒビが入るなどの被害が確認されており、復旧が急がれる。

またこの日、JRAは福島競馬場(福島県福島市松浪町)の被害状況を伝える写真を公開した。5階指定席に天井が落下したものをはじめ、どれも地震の衝撃の大きさを物語る写真ばかり。「競馬場の周辺もかなり被害を受けており、現在、300人程度の被災された方を福島競馬場で受け入れている状況。全力を尽くしたいが、周辺の被災状況を考えれば、開催は難しいのでは」。お客様事業・広報担当理事の小畠薫理事は、4月9日〜24日までの3週間で予定されている開催の実施が厳しい状況であることを説明した。